ドコモ、ソフトバンク、ベンチャー…国内シェアサイクルサービス比較まとめ | シェアサイクル研究所

ドコモ、ソフトバンク、ベンチャー…国内シェアサイクルサービス比較まとめ

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◼︎国内シェアサイクルサービス比較


シェアサイクルという言葉を聞いたことがありますか?最近はメディアでも多く取り上げられていますが主に首都圏や地方都市で環境保全や渋滞緩和、騒音防止のために1つの移動手段として自転車を貸し出すサービスのことです。

自転車を自分で持たなくてもちょっとした移動の際に借りることができ、借りた後に決まった場所に戻すことで簡単に、負担なく移動できるので若い世代や観光客にも人気のサービスなのです。特に人気の観光地や車の量が多く、渋滞の起こりやすい場所では身軽に動くことができ、タクシーや公共交通機関よりもスムーズに移動できることもシェアサイクルの1つの魅力といえます

シェアサイクルを提供するほとんどの企業は自治体と連携し、商業施設の周りや駅など人の動きが活発な場所に貸出し口、返却口を設けています。世界的にもシェアサイクルの動きは活発化していて特に環境保全に力を入れている欧州では多く使われているようです。

日本ではシェアサイクルを身近に感じている方はまだ少ないかもしれませんがそのニーズは増加傾向にあり国内にはシェアサイクルの企業がいくつかあります。ここではそれぞれの企業の特徴や料金形態などを比較していきます。あなたも移動手段の1つとしてぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

 

■シェアサイクルの基本


Rakuten Energy

最近はルームシェアやSNS状の情報など色んな場所で(シェア)共有する、分け合うという言葉を多く耳にします。シェアサイクルは簡単に説明すると決まった場所から自転車を借り、決まった場所へ戻すいわば自転車のレンタルサービスです。例えば自宅近くのシェアステーションで借りて会社の近くのシェアステーションで自転車を返却します。

料金は自転車を使う時間ごとに設けられており、基本的にスマートフォンからの事前登録が必要となります。アカウント登録をしておくといつでも自分が好きな時に借りることができ、気軽に自転車を利用ができます。クレジットカード払いが基本なので持ち物が少なく身軽に動くことができます。

課題としては日本は狭い国なのでステーションの数がいまだに少ないこと、首都圏や地方都市以外のニーズが少ない地域には浸透しづらいことがあげられます。ですが車を使わないので環境に優しく、自転車に乗ることができれば簡単に利用できるので新しい交通手段として注目を集めているサービスなのです。現在多く使われているシェアサイクルサービス4社の詳細をまとめてみました。

 

〇ドコモバイクシェア


docomo bike share SMART SHARING

日本でシェアサイクルに早く乗り出したのが携帯電話会社のドコモです。ドコモバイクシェアは実験的に様々な地域に拠点を構えています。強みであるモバイルサービスとシェアリングを融合させ、安全に、スマートに利用できるシェアサイクルを目指しています。

ドコモバイクシェアは現在は主に東京都を中心に展開しており、ウェブで会員登録を済ませ、1回のみの利用や月額、1日パスなど用途に合わせてプランを選択できます。1回会員は利用時間が30分で150円、延長は30分ごとに150円となります。シェアサイクルが初めての方やちょっとお試ししたい方におすすめですね。月額会員だと基本料2000円で最初の30分は無料、1回の利用が30分をこした場合100円となります。

月額会員は1日に何度乗っても30分以内であれば当日払うお金はいりません。通勤や通学に自転車を頻繁に使う方に人気のようです。1日パスはその日の23時59分まで使えて料金は1500円から2000円です。支払方法によって料金は異なります。支払方法は1回会員、月額会員はクレジットカード払い、ドコモケータイ払いの2つ、1日パスは現金またはクレジットカード、ドコモケータイ払いから選べます。おサイフケータイにも対応しているのでワンタッチでシェア可能です。

ドコモバイクシェアは保険も充実しており、万が一の事故にも備えてあります。首都圏の広い範囲で利用が可能でGPSで自転車の位置を常に把握しています。シェアリングにモバイルサービスが上手く活用されています。企業としては子どもの自転車教室や交通安全指導などにも力を入れており、シェアサイクルを通して環境保全や観光地の活性化をアシストしています。

 

〇COGICOGI(コギコギ)


fashionsnap.com

コギコギは2015年からシェアサービスをスタートさせました。半日プラン、24時間プラン、48時間プランの3種類から選ぶことができ、どちらかというと観光や遊びに向いたシェアサイクルサービスかと思います。半日プランは2100円、24時間プランが2400円、48時間プラン、3600円となっています。

対応地域は東京の23区を中心に展開していて表参道や渋谷、赤坂エリアなど普段電車や徒歩で行く人気のエリアでも使うことができます。ここ2年でたくさんのポートができ、より利用しやすくなりました。コギコギは専用のアプリをダウンロードし、アカウント登録をすると希望のプランのチケットを購入することができます。

スマートフォンが鍵の代わりとなるので鍵の破損や紛失の心配も少なくなりますね。なので1アカウントで1台のシェアとなります。取り扱っている自転車がヤマハの電動アシスト自転車なので坂道の多い場所でもどこでも楽に運転することができます。現在、支払いは登録したクレジットカードのみになっています。

観光地を自転車で回りたい方や普段の買い物、ちょっとした遠出に使えて便利なサービスです。「いつもの街の、新しい発見を」がキーワードになっています。普段使わない自転車でいつもの街を走るとたくさんの新しい発見ができそうですね。

〇シェアペダル


シェアペダル

シェアペダルは中野区を中心に展開するサービスです。シェアペダルは会員登録後すぐに利用でき、1つアカウントで複数の自転車をシェアすることができます。のちに紹介するハローサイクリングの参加企業です。

なので料金形態や利用方法はハローサイクリングと同じとなります。シェアペダルが拠点とする中野区は日本の懐かしさを感じさせる場所でもあるので外国人観光客からも人気のあるスポットです。観光で利用される方も多いようです。

料金形態は借りる自転車(電動、またはスタンダード)で異なりますが1000円前後で借りることができます。比較的安くシェアすることができるので利用しやすいサービスですよね。利用できるのは現在のところ登録したクレジットカード払いのみのようです。

 

〇HELLO CYCLING (ハローサイクリング)


ハローサイクリング

ハローサイクリングはウェブから会員登録をすると場所を問わず全国でシェアサイクルが利用できるサービスです。近くにあるステーションがスマートフォンで簡単に検索でき、好きなステーションで乗り捨て(返却)ができます。現在東京都を中心に北関東にもサービスを広げつつあります。

ハローサイクリングの特徴は1つのアカウントで複数の自転車を予約できること。なので通勤や通学だけではなく家族や友人との観光や遊びにも使うことができますよね。また一度ICカードを登録すると次回からは予約なしでスムーズにシェアすることができ、施錠もICカードを使ってすることができるのも特徴です。

場所を問わず様々な移動シーンで利用することができます。ハローサイクリングは大手携帯会社ソフトバンクが運営するもので料金は選ぶ自転車や地域によって設定が異なりますが1日借りて1000円前後が基本です。

現在、支払いの際はアカウント登録時のクレジットカード払いのみのようですが今後対応していくとのことです。カードを持たない若者や海外からの観光客が多い地域ではクレジットカード以外の支払い方法も選択できると便利になりますね。シェアも返却も24時間対応しています。今後の利用地域と支払方法の拡大に期待です。

 

■集合住宅の駐輪スペース不足解消にシェアサイクルの活用を


suumoジャーナル

シェアサイクルは集合住宅の駐輪スペース不足の解消にも大いに活用できます。特に都市部では近い距離にマンションやアパートなど集合住宅が多く、ひしめき合うように建っています。郊外でも治安や環境のいい場所ではマンションの建設ラッシュが進んでいます。

なので住宅は確保できても駐車場や駐輪場はスペースが限られてくることがあります。特に建設ラッシュの分譲マンションは子どもを持つファミリー層を中心に需要があるので通勤や通学用の際に自転車が必要になることが考えられますが駐輪スペースが確保できないと自転車を持つことができないという問題が多く起こってきます。

実際に駐輪スペースがなく玄関前や家の中に自転車を置いている家は少なくありません。例えば高校生の子どもが2人いて自転車通学であれば一家に2台駐輪スペースが必要として、大型のマンションであれば膨大な広さの駐輪場が必要になってしまいます。

そんな時に近くのシェアサイクルステーションを利用することで自分で自転車を所持しなくても自分の必要な時に使うことができるので便利ですよね。外観も損ねず街並みの美しさも保つことができます。通学や通勤だけではなくレジャーの足としても気軽に使うことができますよ。

実際にマンション運営にシェアサイクルサービスを取り入れているところも増えているようです。今後はマンションの購入や入居を決めるポイントにもなりそうですよね。また、これも都市部で多い話なのですが駐輪場に放置される自転車が多く、年間たくさんの自転車が処分されており、深刻な問題となっています。ピーク時からは大幅に減ったものの、持ち主が分らず、撤去処分される自転車は今だに多くあります。

シェアサイクルが浸透するとそういった放置自転車の問題も減り、ゴミも減りますよね。シェアサイクルの場合はGPS機能をつけている企業もあるため自転車の盗難の問題の解消にも繋がりそうです。シェアサイクルはレンタルものなので自転車の扱いに責任感も出てくるのではないでしょうか。シェアサイクルは環境保全や渋滞緩和だけではなく私たちが直面する問題の解消にも繋がると言えそうです。

 

■シェアサイクルのニーズと今後の課題


docomo bike share SMART SHARING

デイリーに使いやすいのはドコモバイクシェアのようですね。コギコギやシェアペダルは観光地や人気エリアの限定された地域での使い勝手がよさそうです。ハローサイクルも1つのアカウントで複数の自転車がシェアできるのでそこは魅力的ですね。最近は若者の車離れが深刻で所持せずに借りる、色んなものをシェアする形を多く見かけます。

また環境に配慮したエコカーなども一般的となり世界的に見てもエコに対しての認識がとても強くなりました。シェアサイクルは今の時代にフィットした新しい交通手段といえます。海外では日本よりも早いスピードでシェアサイクルが浸透していますが課題点もいくつかあります。

特に日本は狭い国なのでステーションの設置が難しいことは1つの課題です。もっとシェアサイクルのステーションが増えると利用する人も増え、身近なものとなります。ステーションの設置場所や管理は大きな課題です。

道路も狭いため車がひしめき合っている場所は自転車と車のトラブルが多くなってしまうことも考えられます。また、日本は自転車は車の一種という認識が低く、自転車を運転する際の正しいマナーがあまり身についていません。

スマートフォンを使いながら、音楽を大きい音で聴きながらの自転車の運転や急な飛び出し、歩道を平気で通るなどすると大きな事故に繋がることもあります。自転車に乗る際のマナーはシェアサイクルを利用するうえでしっかり身につけたいものです。そしてシェアサイクルは小さい子どもを持つ家庭にもニーズはありそうですがチャイルドシートや子ども用のヘルメットなど子ども向けサービスは今のところ進んでいません。

どの企業も利用は身長145cm以上という基準を設けています。こちらも1つの大きな課題のようですね。あとは支払方法の選択肢や首都圏以外の地域で利用の幅を広げることでしょうか。今後参入する企業や現在活躍している企業に期待です。

 

■まとめ


今回はシェアサイクルについてお話ししました。自宅や会社の近くにステーションがありながら通り過ぎていた方も多いのではないでしょうか。うまく利用すると環境保全や渋滞緩和、節約だけではなく更にはダイエット効果まで期待できそうですよね。

最近は健康志向もブームなのでニーズがもっと増えそうです。ものをたくさん持つのではなく、必要な分だけ持ち、シェアを大いに活用することで何にお金をかけるか考え方も変化してきているように感じました。

若い方だけではなく主婦の方や車を持たない年配の方も電動アシスト付きの自転車であれば安全で気軽に利用できますよね。シェアサイクルを初めて知った方や気になっていた方はこれを機会に一度シェアサイクルサービスを利用してみてはいかがでしょうか。まずは近くのステーションを探してみましょう。

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